会議で野次はダメ?
この時、舛添都知事が発言した途端、周りの都議会議員から多くの野次が飛んだ。
別に舛添さんが可哀想だとか、都議会だけの風景であるとは思わない。
この人がしゃべっている時に幾許かの理由で野次が飛ぶのは国会でもよくあること。
では、何故公の議論で野次が飛ぶのか?
独自の視点で少しばかり考えてみた。
1.意見に気に食わないから
これは誰にでも野次を飛ばしたくなるような感情になる気持ちもわからなくもない。
単に意見が気に食わないから聞きたくないからという単純な考え方。
2.自分がちゃんと仕事をしているという意思表示
国会議員や都議会議員等の議員は選挙によって選ばれる。ということは、私たち有権者に選ぶ権利がある。
ただし、複数回当選している大物議員であったり、元々地盤があり名の知れている議員は普通に過ごしているだけで一定数の票が入るだろう。
しかし、複数回当選するのも、地盤を築くのもそれなりの労力とアピールが必要となる。
議員がどういう仕事をしているのかは、その議員のホームページを見ればすぐに分かる。
しかし、大半の有権者はそのような行動はしない。だとすれば、どこが一番有権者に仕事をしているとアピールできるか?
それは、テレビ。
テレビという場所は、有権者の大半が見る場所であろう。会議の様子がニュース等で放送されたりすれば絶好のアピールポイントである。
たかが、数秒でもどんな形であれ視聴者でもある有権者の目に留まれば、「この人は、どういう人か」ということで調べる人も少なからず存在するであろう。
議員は仕事をしないというイメージが強い中、唯一、「私は仕事していますよ!」とアピールできる場所は現状ここだけだ。
でも、少し考えて欲しい。
普通の会議等で野次を飛ばしても良いのかということ。
野次を飛ばすことにより会議運営の妨害になるが、別に法律等何かに引っかかって捕まるわけではないので問題はない。
しかし、学校教育で「人が話しているときは声を出してはいけません」「相手の話は静かに聞きましょう」という教育をされた人は大多数であろう。
実際に、学級会・会議等で野次を飛ばす人なんてほぼいない。いても周りからの厳重注意や追放されるだけだ。
けれども、何故公の会議では野次が飛んで良いのか?上記の2つに関係しているかもしれないが、公以外のどの場面でも一緒だ。
この矛盾が私にはわからない。