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六本木ヒルズの「ジブリの大博覧会」に行ってみた。

こんにちは。ひねくれ亡者です。

今回は、現在、六本木ヒルズ展望台『東京シティビュー』で開催されている「ジブリの大博覧会」に行ってきました。

本当の目的は違っていた。

本当は、ジブリの大展覧会を見に行くために六本木ヒルズに行ったわけではありませんでした。

本当は、「夜景の写真を撮るため」

この日は、台風の影響もあり午前中から天気が荒れ模様。

しかし、夕方以降に雨も止み晴れ間が出てきたため、台風や雨で上空にあるチリやホコリが地上に落ち、空気が澄んでいるのではないかと踏んで初めて六本木ヒルズの展望台に行こうと思ったのがそもそもの発端でした。

その夜、六本木ヒルズに行き展望台のチケットを購入。*1

その時、受付の人が「現在、ジブリの大展覧会も開催されているので、どうぞ見に行ってください」と言われたので、ふらっと軽い感じ行くことにしました。


ジブリの映画はあまり見たことないけど、スタジオジブリ関係者の気合が凝縮

夜景の写真を撮り終え、ジブリの大展覧会に寄ることに。

前半は、スタジオジブリ最新作である「レッドタートル」の紹介から始まりました。

その後、過去のジブリ映画作品ごとの新聞記事・ポスター・電車内の中吊り・原画などが展示されていました。

そこで驚愕したのが、糸井重里鈴木敏夫によるズバ抜けたキャッチコピーと宮崎駿による抜群な企画力。

ズバ抜けたキャッチコピー

ジブリの映画のポスター等には、タイトルと同時にタイトルに合わせられたキャッチコピーが書いてあります。

例として、『となりのトトロ』は、「このへんないきものは、まだ日本にいるのです。たぶん。」。

同時公開である『火垂るの墓』は、「4歳と14歳で、生きようと思った」。

この2つの映画のキャッチコピーは相当苦労したというパネルが展示されております。(あとは、パネルを読むまでお楽しみ。)

その他にも、『もののけ姫』は、「生きろ」。

その後公開された『風立ちぬ」では、「生きねば」

そして、『崖の上のポニョ』は、「生まれてきてよかった」。

と、キャッチコピーを読むだけで心にジーンと来るところがあります。

この様な、キャッチコピーの候補作、キャッチコピーの文字配列を展示したものもあります。

たった数文字が、人々を惹きつけられる力を感じることができます。

宮崎駿の驚異的な企画力

今回の大博覧会では、宮崎駿が直筆で書いた『もののけ姫』の企画書が展示されています。

この企画書がレポート用紙4枚の中繰り広げられるひとつの物語。まぁこれが大作!

今映画の対象とする人、具体的な物語の登場人物の性格から気持ちまでと、ほぼ映画のストーリになっている企画書を見ることができます。

「一度読んでみてください」

この企画力は並大抵のことでは出来ないということを。



実際の映画に出てくるセットやキャラクターが登場

後半になると各作品ごとの実物のセットが登場。

前半部分はほぼ撮影不可だった大博覧会も撮影可能な場所が増えていきます。

まず、最初の撮影可能スポットが『となりのトトロ』に出てくる実寸大の「ネコバス」。

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ネコバスの行き先は「六本木」となっています。

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ネコバスの車内にも入ることができます。

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ネコバスの尻尾も座り放題。


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ネコバスから更に進み、大きな城の中に入ると・・・

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そこは、天空の世界。

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展望台に現れる光との調和。まさに「天空の城」である。

一通りの展示を見終えグッツ売り場を見てから会場を後にしました。


さいごに。。。

個人的に、ジブリ作品はあまり見たことがありません。

テレビでやっていた映画を少し見たくらいです。

火垂るの墓』をちゃんと見た記憶があるような無いようなレベルなので、ジブリファンに申し訳ないくらいの知識です。

しかし、今回の「ジブリの大博覧会」は、ジブリを知らない人でも楽しめるイベント。

こういう風に企画が作られているのか。

こういう風にキャッチコピーを考えているのか。

実際に体験できるコーナも面白いね。

等と、様々な展示を見ている間、時間があっという間に過ぎていました。

予定していたバスの時間を忘れるくらいです。

正直に言うと、バスの時間なんて気にするよりも一分一秒でもこの会場に居たかった。

展望台の夜景も良かったが、大展覧会も良かったのでいつもの倍以上楽しむことができました。

ジブリの大博覧会」は9月11日(日)までの開催なので時間が無いのですが、ジブリに興味のある人・ない人も綺麗な夜景の見える展望台と一緒に見に行くのはどうでしょうか?

時間は、朝の10時から夜の10時まで営業しているので、遊びに行くのも良し。仕事終わりからも良し。夜の食事帰りに寄るのも良いかもしれません。

www.roppongihills.com

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*1:ちなみに、六本木ヒルズ展望台『東京シティビュー』のチケットがあれば誰でも見に行くことができます。