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真面目系ひねくれニュース

真面目なんだけどひねくれた性格を持った人がひねくれた視点でニュースなどを斬る

都会生まれ、都会育ちが地方で働くのも不安なんだよ!

まじめなニュース

こんにちは。ひねくれ亡者です。

今回は、気になる記事があったのでご紹介いたします。

news.nicovideo.jp


要約すると、

とある地方の女子大生が就職活動のため東京の企業で面接に行ったとき、「入社する上で、不安なことはないか?」と聞かれ、正直に「東京の満員電車と、人の多さが不安である」と言った。

しかし、面接官から「自己中心的で甘えだ」「地方で農家でもやれ」と激昂された。

何故、地方の人がわざわざ都会に来て働かなければいけないのか?

収入が違う!

平成27年度の労働統計要覧(厚生労働省)によると、都道府県別の平均年収は以下の通りである。


1位 東京都 413万円

2位 大阪府 335万3千円

3位 愛知県 334万4千円

4位 神奈川県 322万3千円

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44位 青森県 254万2千円

45位 宮崎県 253万5千円

46位 長崎県 252万3千円

47位 沖縄県 236万2千円


ご覧の通り、1位の東京都と47位の沖縄県の平均年収の差は176万8千円!

これが高く捉えるか安く捉えるかは読者によって異なりますが、ここまで差が出てしまうのであれば、地方の人が東京に出てくるのも不思議ではないというかむしろ当たり前の行動です。

逆に言うと、東京で生まれ育った人が地方で就職又は配属になってしまうと必然的に平均年収が下がることになります。

同じ仕事内容で、東京に出て働いている人は頑張れば賃金面で上げらる様なモチベーションを保てるが、地方に行って働いてしまうと幾ら頑張っても賃金面で東京などの都市圏に及ぶことはない。

こんなの、モチベーションが上がるどころかむしろマイナスに作用してしまっても不思議ではない。

これでは、モチベーション云々の問題ではなく、自ら貧乏くじを引いているのと同等である。

この点に気づくか気づかないかは個々の問題でもある。

気づかない人はそのまま働けば良い。しかし、気づく人は地方で働くのがどんどん嫌になってくる人もいるだろう。


求人数が違う!

相談者は新卒であるので、今から紹介する「有効求人倍率」では対象外となってしまいますが、一番わかりやすい指標として有効求人倍率で比べてみたいと思います。

平成27年度の労働統計要覧(厚生労働省)によると、都道府県別の有効求人倍率は以下の通りである。

1位 東京都 1.75倍

2位 福井県 1.59倍

3位 愛知県 1.54倍

4位 岐阜県 1.52倍

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44位 青森県 0.91倍

45位 鹿児島県 0.87倍

46位 埼玉県 0.85倍

47位 沖縄県 0.84倍

ご覧の通り、1位の東京都と47位の沖縄県の有効求人倍率の差は約2倍!

平成20年(2008年)9月アメリカで発生し、世界的な金融危機と大不況が招いた「リーマンショック」後に日本の有効求人倍率は急落した。

平成22年(2010年)に底を迎えてから徐々に回復傾向が続いている。

有効求人倍率1位の東京都は平成22年に0.65倍から平成27年は1.75倍と約2.7倍に成長している。

しかし、47位の沖縄県は平成22年に0.31倍から平成27年は0.84倍と東京同様に約2.7倍成長しているが、有効求人倍率は「1」を超えていない。

その他、成長後に有効求人倍率が「1」を超えていない都道府県が12箇所ある。

東京から離れた関東近郊でも有効求人倍率が「1」を超えていない県が3箇所ある。

平均年収、有効求人倍率ともに地域差によって大きく乖離している。




別に東京以外で働いても良いし、働いている人もいるが、やはり地域差によって賃金・有効求人倍率での開きが大きすぎることが問題である。

だから、地方の人は東京に来る人が多い。

確かに、東京は人が多い。場所によっては満員電車は地獄のところもある。

家賃も確かに高いし、物価はピンキリである。


なぜ、東京で働いている地方出身者が地方に戻らないのか?


車を等持たない分ガソリン・駐車場代や保険代は浮く。

満員電車でも電車の本数は一定数ある。

買い物等で近距離を移動する際の交通費安上がりであるし、最悪歩いていける範囲でもある。

お金も一定数入ってくる(地方に比べて)し、娯楽もある。


都会の人が地方に配属されるとどうなるのか?

当然給料は低くなる。

そして、若い時期から車が必須である。

買い物等の近距離の移動も基本「車」だ。

ガソリン・駐車場代、保険代は必ずかかる。

家賃は安いかもしれないが、物価は東京同様ピンキリだ。

車社会だからこそ、電車の本数はほとんどない。場所によってはバスも同様だ。

娯楽なんて車がないと話にならないし、近くにはパチンコ屋くらいしかない。

元々そういうところで育った場所の人だったら良いが、都会育ちの人が地方で働くのも記事のタイトル同様に不安である。

それを、「自己中心的な考え方だ!」「これだから都会人は!」と激昂するのなら、この記事のタイトルの内容と同様のことしか言っていないこととなる。









地方→東京は結構注目されるが、東京→地方は全く注目されないから辛い部分がある。

地方は普段の生活で手一杯で相当プライベートを犠牲にしないと貯金なんて出来ませんからね。。。

最後は愚痴になってしまいました。。。