バスは安くて便利だけど、ちゃんと選ばないと痛い目に遭うよ。~とあるマークが付いているのか見分けるべき!~
こんにちは。ひねくれ亡者です。
更新の間隔が空いてしまって申し訳ないです。
長期間の間隔にならないようにチビチビと更新していきたいと思いますのでよろしくお願いします。
今回のニュースはこれ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160706-00000015-mai-sociheadlines.yahoo.co.jp
要約すると
「観光庁は、NPOなど旅行業者の登録がされていないのに、
ボランティアを被災地に派遣する有料のボランティアバスが旅行業法に接触すると指摘されてきたが、
現状に近い形で運行可能が出来るように新ルールを検討している。」
とのこと。
なぜ、観光庁が慎重な姿勢を示しているのか?
それは、以下のツアーバスの事故が起因されていると思われる。
2016年1月、長野県軽井沢町の国道18号線「碓氷バイパス」での事故。
そして、2012年4月、群馬県藤岡市の関越自動車道「藤岡ジャンクション」での事故である。
双方とも悲惨な事故であるが、事故が起こっても非常に安価であるツアーバスでのため若い人を中心に人気がある。
筆者も昔、深夜高速バスに乗って移動していた時期がありました。
もちろん、安いバスは魅力的でした。
しかし、基本とあるマークが付いているバス以外、安くても乗る気が起きませんでした。
そのマークとは・・・
このマークの付いているバスが目印です。
日本バス協会は、バスの公共性について広く一般に啓蒙し、バス事業者の適正な運営と業界全体の健全な発展の促進に努め、公共の福祉の増進を図る目的で設立されたものです。
主な事業として
(1) 旅客自動車運送事業の調査、研究、統計及び知識の普及に関する事業
(2) 輸送の安全・環境に係る普及啓発に関する事業
(3) バス輸送改善の推進に関する事業
(4) 貸切バス事業者の安全性等に関する認定業務
(5) 旅客自動車運送事業の経営基盤の安定を確保するための事業
(6) バス事業に関する広報業務
(7) その他この法人の目的を達成するために必要な事業
現在、全国で2,260の事業者(平成27年8月現在)が加入しています。
しかし、このバス協会は、バス事業者が強制加入するわけでなく任意での加入となっております。
ということは、加入していない事業者も存在するということ。
そして、加入していない事業者は、異常なくらいに値段が安いのも特徴です。
そもそも、何故こんなに安いバスが氾濫しているのか?
理由は、2000年の規制緩和でした。
需給調整規制の廃止が行われ、免許制から一定の要件を満たした事業者であれば誰でも参入できる事業許可制へと切り替えられました。
ということは、バスさえ持ってれば誰でも事業に参入できるというということになり、競争がより一層激しくなりました。
この激しい競争に勝つためには、「料金」を安く、「人員・整備コスト」を安くしないといけません。
大学生協でのおすすめのツアーバスでも「料金」を目玉にし大々的に広告を打ち出していたことが思い出されます。
そういう場所は、大体知らない会社が多いです。
そして、バスの車体に貼ってある「NBA」のマークは当然ありません。
ただし、安く早々事故が起こるわけがないと考え、合宿等で使用している人は今でも多いと感じます。
その判断が、今後の人生を左右するかもしれません。
事故が起きてからでは後の祭りです。
昔、学生の合宿とかはでの知らない(勿論、NBA未加入)バス事業者に乗ることとなったのですが、関越の件もあって怖いと思い、私だけ電車移動をしたことがあります。
目的地に合流した時、たまたま合宿で乗る予定だったバス事業者の運転手を見ていたのですが、目が完全に死んでいた光景は今でも忘れません。
たまたま、事故もなく無事に往復輸送したようですが、何があってからでは遅いですからね。
バスによる長距離での移動は、値段だけで釣られずにちゃんと吟味してバス事業者へ予約をするのが自分の身を守るためでもベストな考え方なのかなと感じます。