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新幹線焼身自殺から1年。こういう不慮の事故は防げるのか?

こんにちは。ひねくれ亡者です。

まずは、このニュースから。

headlines.yahoo.co.jp

2015年6月30日、東海道新幹線横浜駅小田原駅(実際は、二宮付近)走行中の東京発新大阪行き「のぞみ」225号の車内で焼身自殺が発生。自殺者と乗客計2人が死亡し、乗客乗員28人が負傷した事件が起きてから1年が経った。

走行中の新幹線車内での焼身自殺は史上初。

東京・名古屋・大阪の3大都市圏を結ぶ新幹線。その新幹線車内でいきなりガソリンを被り、ライターで火を放ったということで衝撃を隠せなかった記憶があります。

テロ警戒が厳しい中を悠々と掻い潜り、走行中の新幹線内で簡単に火を放つことが出来た。

やはり、新幹線でこういう事故を防ぐのは難しいのかと痛感する出来事でした。

あらから1年、事故車両の先頭車は代替新製の上、先日工場へ輸送されました。

ただし、こういう事故を防ぐにはどうすれば良いのか?


駅で荷物検査を実施するのはどうか?空港では当たり前に行っているから、新幹線でも出来るのでは?

しかし、一日の本数は最大350本(臨時列車含む)、利用客数は約40万人である。駅のスペースもそんなに広くないし、乗降客数も駅によって結構差がある。

荷物検査のための人員コストなどを考えると、駅での荷物検査をするのは実質難しいのでは?と感じる。


全席指定に戻して、飛行機みたいに搭乗者名簿を作れば良いのか?

不可能ではないと思う。しかし、気軽に乗れるのが新幹線のウリが一気に損なわれることで、クレームが殺到することが予想できる。

なぜ、新幹線如きでこんな面倒臭い手続きをしなければならないのか?

時間が掛かって予定の新幹線に乗れなかった。どうしてくれるんだ!

自分はそういう目には絶対に遭わないと考えている人が多いからこそ、こういう声が出てしまうのだろう。



本当は、こういう人が二度と現れないことを願いばかりだが、相当歪んでいる世の中を現実的に考えると、対策するのにも限界があるように見える。

もはや、運の世界となっている部分もある。

正常性バイアスを身に付け、常に「明日は我が身」であると思いながら行動しないと、もうこの世界は生きられないかもしれない。